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果報は寝て待て(-_☆)


果報を寝て待ってはいるのですが・・・
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新型インフルエンザの対応と予防

    
前記事:果報は寝て待て(-_☆) ―新型インフルエンザについて まとめてみました。の続編です。


帰ってきたら手洗い!うがい!

 


新型インフルエンザのワクチンは???
 厳密に言うと、新型インフルエンザウイルスが発生しないとワクチンの製造は無理。

 ウイルスの正確な種類がわからないということから、従来のウイルスのワクチンを
 備蓄しても意味がないという。
 しかし、最近の研究では、H5N1ウイルスが多少変異してもH5N1ウイルスであれば
 作成したワクチンは効果があるという根拠が得られている。

 日本を含む先進諸国ではベトナムで流行したA/H5N1亜型インフルエンザウイルスを元に
 ワクチン用に開発された種ウイルスから同ワクチンをすでに開発している。

 日本では2006年から2007年にかけて臨床実験済み。

 しかし、ベトナムで発生したA/H5N1亜型とパンデミックが発生したときのウィルスでは
 抗原性が変化していると考えられている。
 現在開発されたA/H5N1型ワクチンがパンデミックになったときの
 インフルエンザウイルスに効果があるかどうかは不明。

 ちなみに。
 H1N1ウィルスに関しては季節インフルエンザのH1N1ワクチンでは無効とのこと。


パンデミックワクチンとプレパンデミックワクチン:

プレパンデミックワクチン:
現在すでに開発されているワクチンのことで、新型インフルエンザのパンデミック前に使用するワクチンのこと

パンデミックワクチン:
パンデミックになった際に、その時のウィルスを元に製造したワクチンのこと。


 したがって、プレパンデミックワクチンは新型インフルエンザ用のワクチンではない



プレパンデミックワクチンの使い道:
 新型インフルエンザ大流行の初期にプレパンデミックワクチンを使用し、
 パンデミック時にはパンデミックワクチンに切り替える

 なぜなら、パンデミックワクチンの製造にはウィルスの発見から6ヶ月以上もの時間が
 必要で、かつ製造量にも限界があった為であると言われている。
 最近では細胞培養によってワクチンを製造する方法によって時間短縮がなされ、
 製造量も増加できることが期待されている。

 また、パンデミック初期の段階でプレパンデミックワクチンを使用することで基礎免疫を
 つけることができるとも言われている。



新型インフルエンザ発生に伴う医療体制の整備:
海外発生期:保健所に住民の相談窓口として「発熱相談センター」を設置

国内発生早期:患者の振り分けを行う「発熱外来」を患者数に応じて設置

国内発生早期~感染拡大期:疑い患者も含めて、すべての患者を入院措置

まん延期:入院措置の解除。原則として、重症者は入院、軽症者は自宅療養


発熱外来とは:
 【早期】
 新型インフルエンザ疑い患者をトリアージ
 二次医療圏に一つ
  →要観察者は感染症指定医療機関へ、また一般患者は一般医療機関へ振り分ける

 感染症指定医療機関で、新型インフルエンザ患者については、専用病棟で入院管理

 【パンデミック期以降】
 軽症患者はインフルエンザ患者であっても自宅療養、重症患者は入院可能な病院へ
 紹介(保健所による入院の調整)
 入院受け入れ先の医療機関においては、インフルエンザ患者とインフルエンザ患者以外は
 病棟を分ける


医療体制の最も大きな課題:
 第二段階(入院勧告)と第三段階(外来診療基本)の区切りが明確でない
 現在はいずれかの時点での移行を、都道府県が判断することになっている
 ・ 接触歴がはっきりしなくなる時期なのか=誰からうつされたのかがわからなくなる
 ・ 新型インフルエンザ用に確保したベッドが満床に近くなる時期なのかどうか

また、以下のような問題についても懸念材料として考えられている。
 流行極期の有症状者1500人として、その1/5が当日外来受診するとしたら・・・
  ・ 発熱外来はおろか、一般医療機関の外来が満杯になっても全ての患者の
    診療ができない
  ・ 新規に臨時の外来施設(発熱外来)を『多数』開設する余裕などありはしない
  ・ 一般医療機関が新型インフルエンザ感染の温床となる可能性が高い

 膨大な患者の診察を全て新設の発熱外来で処理することは非現実的
  ・ 有症状者の多くが在宅で診断・処方を受けることのできるシステムを構築すべき
    その場合、誰が抗ウィルス薬を配布し、自宅療養中の患者をフォローするのか?
  ・ 地域における、電話等での新型インフルエンザ相談窓口の設置と
    その充実・多機能化は流行期の医療体制の根幹に関わる
 入院について
  ・ 入院できる患者は非常に限られる
    「発熱者は原則入院隔離」の方針を継続し過ぎると、重症患者ですら
    入院が不可能になってしまう
  ・ ほとんどすべての入院医療機関が患者を受け入れざるをえなくなる
    軽症者・重症者のトリアージが極めて重要となる




ピーク時の医療供給体制:
 ピーク時にはどの施設でも診ないわけにはいかない
  「うちは新型インフルエンザは診ません」は無理になる
 入院制限
  インフルエンザ以外の疾患に関する医療を極力避ける、後回しにする
  インフルエンザの患者も極力外来管理
 それでもベッドが不足すると、病院以外の場所での入院管理
  軽症者→体育館や公民館へ移送



個人できること・・・・・

 通常の季節インフルエンザと予防策は同様。

 新型インフルエンザのパンデミックが起こったとき、私たちがすべきことは以下のようなことです。

①外出は控える


②自宅療養に備えて(病院のベッド数が不足した場合)

 ・療養方法

 ・重症化したときの対策の情報収集をすること

 ・保健所、その他の行政組織、病院などのホームページや専用の電話


③看護者の確保をすること(以下の場合のために)

 ・家族全員が発病した場合

 ・一人暮らしの高齢者の世帯

 ・母子家庭

 ・高齢者の世帯

 
 看護者が見つからない場合は、保健所の相談窓口にて相談すること!


④外出時にはマスクを着用する

 ・使用するマスクはサージカルマスク程度(厚労省は不織布マスクを推奨)でよい
  入手しやすいもので可(着用しないよりマシ)

サージカルマスク


ウィルス感染防御にはN95マスクが必要になるが、コストもかかるしフィットテストが必要なため一般向けではありません。

N95マスク



N95マスクの装着とフィットテスト


マスクについて

いろんなマスクがありますが、違いは性能だけではなく 使用する目的において大きく異なります。
例えばN95マスクは微生物を含む外気からマスクを装着するヒトを守るために使用されます。
サージカル・マスクマスクを装着したヒトから排出される微生物を含む粒子が大気中に拡がるのを防ぐという目的で使用されます。

なので、いくらインフルエンザがウィルスだからといって全ての人がN95マスクが必要というワケではありません。

感染予防という面から考えると必要性もあるのかも知れません。
しかしコストパフォーマンスの面からも、一般的には感染者と接する機会もほとんどないワケですから、咳エチケットの一貫としてマスクを使用するというくらいの考え方がいいのかもしれませんね。




⑤十分休息と、バランスのとれた食生活を送ること



⑥加湿器などを使用し、室内は適度な湿度を保つこと




何事も、できるコトからコツコツと・・・ってワケなんですかね。
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