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果報は寝て待て(-_☆)


果報を寝て待ってはいるのですが・・・
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イロイロあるんだけど、とりあえず福山!!【容疑者Xへの献身】

    
ほぼ日手帳2009が届いて、イロイロあった先週。
新規のアニメも追い始めて、なんかマジで寝る時間がない!!
シゴトもなんだか忙しく、ホントにマイった、マイった。



疲労困憊してたせいなのか、なんだかカゼをひいてしまったみたいなんですが(。。;)
週末(土曜日)はカゼをひく前に(?)久しぶりに映画みた。



【容疑者Xへの献身】



いやぁ~、おもしろかったデス。
原作読んでナイんですが、とりあえず『福山』ってんでおさえときました。
ガリレオ、ドラマもおもしろかったしね。


個人的な感想。

CMとかドラマの終わり方とかで影響されまくって、製作者側の思惑にすっかりハマったんだろうなぁ。
愛・・すなわち、柴咲コウと福山がどうにかなるのかって思ってた。
だから、映画とかっていってもあんま期待はせず、とりあえず"ましゃを大画面で拝む"という目的で1800円払う的なキモチでしかありませんでした。


そしてイキナリ冒頭から悶絶!!
ヤバいっす。
超カッコイイ

マジでホレます。


映画終わって開口一番が「ましゃのカッコよさはスクリーンにおさまりきらない」でした(・∀・;)





:::::::::::以下、ネタバレです::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


で、本編?
鬱々しくはじまる。
堤真一が演じる石神という猫背の高校教師。
実は数学の天才。
でも冴えない・・・。
なんか「えっ・・・」とコトバを失うくらいの風貌。

やたら松雪泰子の演じる花岡泰子の笑顔がまぶしく見える。

そして事件が起こって・・・・。



ずっと映画みながら、いや見る前から『容疑者X』について考えてた。

なんのコトなんだろうなって。


ストーリーがクライマックスに向かうにつれて、相変わらずましゃのカッコよさに悶えつつも少しずつ私なりの解釈が生まれてきた。


作者・製作者サイドはどう考えてるかとかってのは抜きで。
あくまでも私の主観。

『容疑者X=愛』だったのかなぁ~って。

母が子を思う愛、友を想う愛、そして純愛。


冒頭での内海刑事と湯川教授のやりとり。

 「愛なんて論理的ではない」
 「ax2+bx+c=愛という方程式があったら解けるかい?まったく論理的ではない。」

このコトバから私が思う湯川教授は、物理学でアタマがいっぱいな人なんだなと思った。
これらの言葉は決して愛を否定するモノではなく、愛という非論理的なモノは物理学を考える上では必要ではないと考えているのでしょう。
愛というモノの存在を認めていないワケではない。
だけど(物理学を考えていく上では)自分には必要がない・・・。

そんな思考の持ち主なのでしょう。

その湯川教授が"唯一の友"だと語ったのが、このストーリーでの事件で容疑者となった花岡泰子の隣人、石神だった。

彼は湯川教授と同期の数学を専攻していた天才。
四色問題を"美しく"解いてみせた(であろう)ずば抜けた知識を持っている。
天才・ガリレオと呼ばれた湯川教授が、他人である石神に向けては友だと語り、天才だと語っている。

事件を知って石神の所在を知った湯川が尋ねてくる。
そして夜な夜な語るのは酒を片手に学問のハナシばかり。
でもそんな2人が微笑ましくもみえるシーン。
最高のみやげだと言いながら、教授から借りた数学問題を石神に手渡す。
「・・・これは時間がかかるな・・・」
と言いながら、イソイソと机にむかう石神。
「時間はたっぷりあるさ」と寛ぐ湯川。

やがて朝になり目覚めると、「この問題は根本的に間違いがある」と指摘するまでに至った石神。
「たった6時間か・・・」と問題を受け取りながらニヤリと笑みを返す湯川。


とってもいいシーンでした。


いいシーンなんだけど、なんで唐突に湯川は訪れたのだろうか?ってふと思ったんですよね。
まぁ、あとになって思えば、高校教師となって"研究"から遠ざかってしまっていたと思った旧友に対して、数学への熱意とその天才ぶりを再確認しにきたんだろうなとも受け取れるワケなんですが。


この時点で既に事件の全貌が粗方見えてたんであろう湯川教授。
現に、湯川は「誰にも解けない問題を作るのと解くのはどちらが簡単か」と石神に問いかけている。

解く方が簡単に決まっているのに、石神は敢えて答えもしない。

でも、これで双方の想いが互いに通じたということだろうと私は思う。

湯川は「この事件という呪縛から友を救いたかった」というキモチだったのでしょう。
「俺がお前の考えた誰にも解けない問題を解いてやる」という宣戦布告だったのかもしれません。


しかし、その後の湯川。
どんなに内海や草薙がハナシを持ちかけても全く乗り気でない素振りを見せる。

友が事件に関わっている、そして隠蔽しているであろうコトを隠そうとしているのだろうか・・・。


同じ論理的思考と思われがちな数学と物理。
「いろんな方向から見て1つの答えを導き出す」のが数学。
そして「仮説をたて実験によってそれを実証して1つの答えにたどり着く」のが物理学であるという。

『幾何に見せかけて関数の問題』を作成するという石神の話を聞いて、湯川は事件の確証のようなモノを得る。
しかし、山荘で事件の仮説を述べようとする湯川に対して、セリフそのものは忘れましたが「実験(実証)してこそ真実なんだろう?」と聞く耳すら持たない態度をとる石神。
そして「俺には友はいない」とも・・・。

その後、雪山で遭難しかけた湯川を見捨てたかのように見えた石神だったが、「もうすぐガスは晴れる」とちゃんと迎えにきたあたりで、やっぱり友を見捨てる事はできなかったんだろうか・・というのも見え隠れする。


いろんな感情が入り乱れて、いよいよクライマックスへ。


留置所で天井を見ながら四色問題をしていた石神のシーン。
ここでビューティフル・マインドを思い出しました。

そういえば、ラッセルクロウの演じるジョン・ナッシュも似たオーラだったよな・・とかwww



そしてどんどんハナシは進んで、衝撃のラストシーン。



もうね、開いた口が塞がりませんでした。



ダメな意味ではなく、モチロン良い方の意味です。

なんて言うんですかね、圧巻?



堤真一バンザイ、松雪泰子バンザイ、そしてましゃバンザイでした。

なんぢゃそりゃ?ってカンジでしょうが、もうコトバにはできません。
何を言っても説得力なさすぎですから、私。


でもココで私はようやく『容疑者X=愛』なんだなって思った。
純愛に泣く者、友を想い涙する者、そして友の為に自分の役割を果たそうとする者・・・。

石神があんな風に取り乱したのは「事件という一つの方程式を解いていたハズなのに、そこに愛があったことを知り自分の導くべき答えが出せない状況に陥ってしまった・・・」ってことに気がついたココロの慟哭だと私は思います。
その愛に気がついたトコロで、自分が取り返しのつかない事をしてしまったということにも気がついて泣き叫んだのでしょう。

このシーンは他には誰も立ち入ることができないモノを感じました。
松雪泰子もひたすら謝って泣き叫び続けているワケなのですが、もうそれはせつないまでに胸にキンキンときます。


湯川が内海に向けて事件の全貌を話すシーンで「刑事ではなく、友人として聞いてくれ」と言っているコトから、湯川はその愛に気づいていたんでしょうね。
いや、石神も愛の存在に気がついてなかったワケではないのでしょうが、"それとコレとは別"的なカンジだったのでしょう。
何せ、一つのやっかいな"誰にも解くことの出来ない問題"を考えているんですから。



最後の取調べ室(?)のようなところで湯川と石神が話すシーン。
 「俺は話したぞ!」
と力強く言う湯川。

これは「俺は俺の仮説を実証したぞ!」というコトでいいのでしょうか。
その答えがあのラストシーンなんでしょうね。


いやいや、取りとめのナイままに長文となってしまいました。
でもこんだけ力説したくなるくらいイイ映画でした。

ココまで読んでくれた方、いるんでしょうか(・∀・;)
お疲れサマでしたん♪
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